最終更新:2017-01-10 (火) 11:28:42 (648d)

TeX用語集

European Computer Modern Font

T1 エンコーディングの新しい Computer Modern フォント. 入れておくと非常に役に立つ.

\usepackage{type1ec}

とする.

インストール

TeX Live に含まれている。

一つ注意する事は type1ec.sty において次のように 10pt のパッケージオプション が宣言されている事です。

\documentclass[a4j,10pt,papersize,uplatex,dvipdfmx]{jsarticle}
\usepackage{type1ec}
% verbatim copy from type1ec.sty 
%% Copyright 2002 Vladimir Volovich
% 
% Put \usepackage{type1ec} before \usepackage[...]{fontenc}
% in order to use CM-Super EC/TC/LH fonts at arbitrary sizes.
% To reduce the output PS or PDF file size, use \usepackage[10pt]{type1ec}
% (that will use only 10 pt fonts scaled to any desired size).
%\ProvidesPackage{type1ec}[2002/09/07 v1.1 Type1 EC font definitions
(for  CM-Super fonts)]
%\DeclareOption{10pt}{%
%   \providecommand{\EC@family}[5]{
   \DeclareFontShape{#1}{#2}{#3}{#4}{<->#51000}{}}%
%  \providecommand{\EC@ttfamily}[5]{
 \DeclareFontShape{#1}{#2}{#3}{#4}{<->#51000}{}}%
%}
%\ProcessOptions
\begin{document}
HOGE
\end{document}

これはどういうことかというと、

\usepackage{type1ec}

とするとそれぞれのサイズに応じて適切に *.tfm ファイルが参照されて オプティカルスケーリングの書体選択になります。しかし、

\usepackage[10pt]{type1ec}

とすることで、全てのサイズに 10pt の書体を適用するという設定になります。 これは作成される PostScript ファイルや PDF ファイルのサイズを小さくしたい とか、プレゼン用のスライド PDF を作成しているというような用途に使われるの でしょう。これを知らずに

 \documentclass[a4j,10pt,papersize,uplatex,dvipdfmx]{jsarticle}

のように、ドキュメントクラスのクラスオプションに 10pt を入れてしまうと、 グローバルオプションとなり type1ec パッケージにもそのオプションが 分かってしまうのです。ですから、10pt というオプションは jsarticle + type1ec の組み合わせでは記述してはいけない、という事になりますでしょうか。